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梶原 領太

国際航業株式会社 東日本事業本部 第三技術部 リモートセンシングプロジェクト

梶原 領太

2004年環境設計学科卒 2006年修士課程修了 2009年博士課程修了(重松研究室)

現在のお仕事は?

私は現在、主に人工衛星から撮影した衛星画像を用いて、発展途上国の森林情報を整備する仕事、ならびにその技術を現地人に教える仕事に携わっております。最近では、REDD+という森林保全による温暖化対策関連の仕事にも携わるようになりました。REDD+に関する本も、最近会社の方々とともに執筆いたしました。http://ascii.asciimw.jp/books/books/detail/978-4-04-886770-2.shtml

現在のお仕事に就いたきっかけは?

大学院時代は、緑地環境保全研究室にて、里山保全、特に森林保全に興味を持ち、重松敏則教授の指導の下、研究に携わっておりました。その中で、急速に荒廃する森林を適切に保全するには、常に移り変わる広大な森林の情報をなるべく早く正確に把握し、それを基に保全計画を立案・実行することが肝要だと感じるようになりました。これを実現させるには、地上からの計測と空からの計測を組み合わせることが必要と思い、航空測量のリーディングカンパニーである国際航業株式会社への入社を決めました。

環境設計学科での経験で、卒業後役に立ったことは?

芸魂(芸術工学魂)ですかね。
芸術工学とは、技術(工学)と人間(芸術)の融合ですから、何とも広い視野を求められる学問です。自分の専門性を堅持(重要)しつつも、全体を俯瞰して目的を達成するためにはあらゆるとりうる手段をとるという柔軟な姿勢で、海外、リモートセンシングという新しいフィールドにも抵抗なく入り込めていると思います。

在校生、高校生にメッセージをお願いします。

環境設計学科では、望めば様々なことを学べる環境が整っています。逆に、消極的にただ何となく過ごしてしまうこともできてしまいます。
大学での過ごし方が、その後の人生を決めると言っても過言ではないと思います。
環境設計という傘のもと、建築、都市計画、自然環境、人類学、化学、哲学などこれだけ幅広い分野がある学科もそうはありません。一つの分野を極めるだけでなく、複数の分野を融合させることで付加価値のあるあなただけの分野を開拓してみてください。

主なお仕事

各遷移段階の焼畑が混在するラオスの土地利用
各遷移段階の焼畑が混在するラオスの土地利用

現地の林野局職員に対する技術支援
現地の林野局職員に対する技術支援

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